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皆さんはイラストレーター小林泰彦氏をしっていますか?
僕らよりちょっと世代が上の人なら、平凡パンチやメンズクラブ、僕らの世代なら、popeyeで、彼のイラストを見た方も多いと思います。僕が一番始めに見た彼のイラストは、小学校の時図書館で読んだ、彼の実兄の作家小林信彦氏の本の挿絵と装丁で、朝日ソノラマ刊の
「オヨヨ島の冒険」だったと思う。思い返せば、僕の青春には彼のイラストが、傍らにいつも有った。
ある日、彼の本に突然興味が沸いてきて、懐かしさも手伝いながら古本や、オークションで、何冊か探してみた。それで見つけたのが「イラスト・ルポの時代」文藝春秋刊。2年ほど前に出版された本なので、今でも書店で手にはいります。

時代は1967年小林氏が、若き日の平凡パンチ編集部の、石川次郎氏(僕らにとっては、popeyeの編集長であり、トゥナイトの司会者ですね)らと、アメリカに取材にでるくだりは、本当にわくわくさせられる。1ドル360円で500ドルまでしか持ち出せなかった時代に、ヒッピーとベトナム戦争、そして黒人の人権運動のまっただ中アメリカの取材に出掛け、当時の若者たちのカルチャーやファッションを紹介する記事は、今となってはとても新鮮でそして現代にも通じる何かがある。当時取材にでるにしても。情報がほとんどなかったんだそう。ましてや、そこに住む若者の生活や、サブカルチャーなどはニュースにならないのだから、仕方がないかも・・・・。
現代は、ものがあふれ、小さなミニコミな情報ですら、インターネットで瞬時に手に入る現代だけれども、当時の不便だった頃の方が、断然わくわくさせられるし、魅力的に感じるのは僕が、歳を取っただけでは無いような気がする。
そして、今またこの時代の若者や、ヒッピーの考え方が現在とてもリアルに感じるから不思議だ。この頃よりも資源や環境などが、より切迫してきたせいで、よりリアルに感じるからかもしれない。そんなことを考えながら、時には滑稽に、時には共感をもってこの本を眺めています。
最後に、近年マウンテンパーカーや、70年代のアウトドアーグッズが流行していますが、そんな品々がお好きな方は、ぜひこの本を手に入れて読んでみることをお薦めします。(でも古本屋さんでは結構な価格で取引されてるんですよねえ・・・)
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経験していないことを残念に思います。
自分の色々な事を感じた時代を羨ましく思う若者はいるでしょうか?
自信なし...
自分達の時は昔流行った2番煎じばかり。
本当に何もかも羨ましいです。
最近よくそう思います。